
「安ければいい」 僕のような貧乏人は常日頃から「安さ」に目を光らせ生きている。しかし、どうやらその考え方はマズイらしい。
「安ければ良い」を卒業しよう。
多くの人は、自分自身は人から高い評価を受けたいと思っていますよね。なのに、他の人の提供する商品やサービスに対しては、安ければ安いほどいいという感覚を持つのはおかしいと思いませんか?
そういう感覚では、結局は自分の技術や仕事の価値が買い叩かれることになってしまうのです。相手の仕事を値切れば、結局自分が値切られる。安ければ良いという世の中では、結局自分も安売りすることになる。高い技術やサービスにリスペクトを持ってふさわしい対価を喜んで支払いましょう。 p.115・116引用:林修の仕事原論
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良いサービスにはお金を支払うことで日本経済もよくなっていきます 。
皆んなが安いものを求めると経済にとっては良くないのです。
林先生の「相手の仕事を値切れば、結局自分が値切られる」という言葉はめちゃくちゃ的を得ています。一見、顧客の要望に応えて、品質も良く更に値段を下げることは良いように思います。しかし、そうではありません。
なぜなら、皆んなが安さを求めることで、企業もより安く提供しようと、値段の安さで価格競争がおきます。
これはつまり、企業が安く提供するという事は、ゆくゆくは従業員の給料も安くなってしまうのです。まぁ当然ですよね。 世の中の物価が安くなるのに従業員の給料が上がるわけありません。
給料を減らされた従業員は、また安さを求めます。そして企業が従業員(消費者)に安さを還元していく。これがデフレです。
あえて高いお金を支払う必要はありません。林先生の言うように、高い技術やサービスにはリスペクトを持ってお金を支払うことで、巡り巡って自分にも返ってきます。その価値にふさわしい価格を喜んで支払える人間に皆がなることで、行く行くは日本経済の為にもなります。
なんでもかんでも「安ければ良い」という思考は卒業しなくてはいけませんね。
では!
参考文献
林修の仕事原論
雇用・利子および貨幣の一般理論 ─まんがで読破─
【spsってどんな人?】
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