卵の殻からこんにちは、ひよ子インベスターです。最近はFire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GBという格安タブレットを購入しまして、kindleで本を読みまくっている20歳引きこもりです。
突然ですが、「自分の価値をあげたい」と思うことってありませんか?
ぼくなんかはここ数年、「自分の価値を上げよう」と思って行動しているのですが、なかなか効果が実感できないんですよね。自分の価値を上げることって、簡単そうで結構難しいことですよね。
そこで先日、「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)本をkindle unlimitedで読みましたので、それをまとめたいと思います。
結論をいうと、自分の価値を上げる方法は、競争を避けて好きなことで独占することです。
なぜ、競争を避けて好きなことをすれば自分の価値が上がるのか? 今回はそれをご紹介したいと思います。
競争を避ける

画像引用:「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)
「競争を避ける」って良いイメージないですよね?
ぼくたちは幼少のころから何かから逃げるという行為に対して、否定的な視線を周囲から受けることがありました。でも、自分という商品の価値を高めるには「競争を避けて好きなことをする」ことが大切になっていきます。
たとえば、企業戦略としても、競争を避けることは有効になっていきます。
高度成長期の消費者は、「より大きく、より豊か」であることを求めていました。欲求がシンプルだったので市場は細かく分かれていなかったのです。当時の掃除機に求められてたのは「ちゃんとゴミを吸い取ること」なので、メーカーは吸引力を売りにしていました。しかし、現代の消費者が求めるものはもっと細やかです。留守中に勝手に掃除してくれるロボット型の掃除機だったり、深夜でも掃除してくれる静音掃除機だったり、今の掃除機は吸引力だけでは売れません。
豊かで成熟した現代では、消費者のニーズ(需要)をとらえた多種多様な製品が生まれ、そのニーズに特化した製品が勝つようになっています。つまり、細分化されたニーズに特化すればライバルはいなくなり、競争は避けられます。
そして、市場が細かくなったことで競争する意味そのものが失われています。昔のように市場が成長していれば、市場全体の利益も拡大しているので、争奪戦をしても得るものがありました。しかし、いまは市場が成熟しきっていて縮小しています。戦っても得られるものは減り、お互いが疲弊してしまいます。
競争の兆候が出たら、できるだけ早くその場を立ち去り、戦わずに勝てるような新天地を探すことが大切になっています。
>>>しんどくて辛い職場環境からは「バックレ」てもいいから逃げるべき理由
ブルーオーシャンを狙う

画像引用:「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)
現代では市場が縮小してるのにも関わらず、多くのライバルが未だ激しく競争しあっています。なので、現代の戦略としては、「ライバルと闘わず、目の前の顧客に集中すること」が大切になっていきます。
つまり、ブルーオーシャンを狙う必要があります。ブルーオーシャンとは競争相手のいない未開拓な市場のことをいいます。まさに、獲物を争うサメがいない真っ青な海のことですね。
反対にレッドオーシャンというものもあります。レッドオーシャンとは、互いに競争し合っていて飽和状態にあることを言います。サメ同士が獲物を食い合い、血で真っ赤に染まる海を例えています。
自分という商品戦略を高めていくには、ブルーオーシャンを狙うことが必要です。その為に求められるのが戦略です。
しかし、ここで勘違いしてはならないのが、ただ競争から逃げ回るのとブルーオーシャンを狙うことは違うということです。かといってあらかじめ計画を立てようにも、その通りに物事が進むことはありません。そこで、今ある情報をもとにざっくりと逃げる方向を決めること。この方向性が戦略です。
戦略的に独占する
たとえば、競争とは無縁で高収益な会社があります。コンビニや書店、駅の構内の壁に大きか鏡があるのをみたことがある人は多いと思います。これは、防犯・事故防止・接客のために使われている業務用ミラーです。この業務用ミラーで国内シェア8割を占めているのが、埼玉県にある従業員20名程程度の小さな会社「コミー」です。この業務用ミラーは1枚数万円で販売されています。それを国内シェア8割ですから、めちゃくちゃ儲かっていますよね。
この会社は業務用ミラーの使い方を熟知していて専門技術も蓄積しているので、大手企業でも中々真似ることが出来ません。成熟市場だからこそ、細分化されたニーズに対応し戦いを避けることを見事に実践している会社です。
「コミー」を見てもわかるように、完全競争は儲かりませんが、完全独占は儲かります。企業の収益性は、いかに完全競争をしないかで決まります。つまり、競争戦略が教えてくれるのは、競争しないことが勝利の方程式であるということです。
完全競争ではライバルも同じ価値を提供しています。独自の価値を提供できないと、いずれ価格競争に陥りますので、低収益に陥ることが多いです。
一方、完全独占ではライバルがいません。その価値を求めている顧客には、唯一無二の存在になりますので価格は二の次になります。なぜなら、価格を比較できるモノサシがないからです。ライバルのいない価格の分からないものを売ると高く売れます。なので、完全独占は高収益になります。
激しく競争するから低収益になるのであって、競争を避けることができれば高収益になります。
つまり、競争戦略とは戦うための戦略ではなく、いかに戦いを避けて儲けるかを考えるための戦略です。中国の兵法書「孫子」でも、「百戦百勝よりも、戦わずに相手を負かすことがベストだ」と述べています。
これは、会社の戦略だけではなく個人にも当てはまります。
これは、会社の戦略だけではなく個人にも当てはまります。
「あなたの代わりならいくらでもいる」という状態では評価も低くなります。これでは自分の商品価値をあげることは難しいですよね。
現代では、平均的な人よりも、何かに突出した人が求められています。5段階評価の学校の成績でいえば、1を3にすることではなく、4を5にすることが求められています。更にいえば、営業力とマーケティング力などの一見関係しない分野の掛け算が大切になっていきます。
ぼくたちが狙うべきは完全独占であり、唯一無二の存在になることです。つまり、「好きなことで、だれもやっていないこと」をやること。
完全競争ではなく、完全独占を狙う戦略が自分の商品価値を高めることにつながります。
戦わずして勝つ
完全独占で目指す先は、「戦わずして勝つこと」つまり、戦略をもって競争しない状況です。
しかし、最初の段階は誰でも商品価値は低いし戦略もないので競争せざるを得ません。なので「自分という商品」の種を植えて、試行錯誤しながら、価値の高い自分という商品を育てる段階が必要です。まずは小さなコミュニティで他の人とは違う自分という商品を磨き上げていきます。そして、戦わずして勝つ完全独占を目指します。
ただし、ここで気を付けるべきことは、「戦いを意識的に避ける」ことと、「戦いから逃げる」ことは違うということです。
「もっと楽をしたい」「どこかに本当の自分がいる」と考えて自分探しをしているだけでは何も変わりませんし、自分の商品価値は低いままです。具体的な戦略を持たずに、競争から逃げ続けている状態は良くないです。
嫌なことからは逃げ回っても、その間に自分の価値を上げるようなことをしなくてはいけません。ポイントは、ライバルとの戦いを避け「戦わずして勝つこと」を目指しつつも、「ライバルは意識する」ことです。つねにライバルの動向に注意を払い、ライバルとの戦いを避けながら、ライバルがいないところで、自分にしか提供できない価値をターゲットとなる相手に提供し続けていくことです。
自分という商品の種を見つけ、戦略を持ちながら競争して育てていけば、やがて大きな実となります。目指すは競争のない完全独占の状態です。
自分の好きなことをする

自分という商品づくりの出発点は、「他人がやっていない、自分の好きなことをする」ことです。自分の好きなことに徹底してハマり、極めていくことで自分の価値というものは上がっていきます。
好きなことはそれだけで才能があるのです。なぜなら、好きなことなら継続することが苦ではないからです。ほとんどの人は形になる前に辞めていきますが、好きなことなら形になる前でも辞めることはありません。こうして、自分一人だけ続けていき「いつの間にか勝っている」という構図が出来上がります。
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市場は細分化されているので1位を目指すことは従来に比べると難易度が下がっています。なので、市場を小さく絞り込み、その小さな市場且つあなたを必要としている人がいる状態で1番を目指すことが独占につながります。
ぼくも自分の好きなことをしたいので、1ヵ月の生活費を5万円に抑えて極力働かない生活をしています。
現代の市場が細分化されているからこそ、どんなことでも強みになります。市場のあり方を決めるのは、会社にお金を払って買う消費者です。消費者が「より自分らしく、わがままに」なったからこそ、ぼくたちを必要とする人は必ずどこかにいるはずです。
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新しいことにチャレンジする

画像引用:「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)
まず前提として、誰でもできる仕事はしないようにしたほうがいいです。なぜなら、AIやグローバル化の流れに飲み込まれてしまう可能性が高いからです。この流れに逆らおうとしても多分勝てません。
なので、誰でもできる仕事をしているのなら、できるだけ早くその仕事をしないで済む方法を考えるべきです。効率化によって仕事がなくなるのを待つのではなく、自分の手でその仕事をなくしていく。空いた時間で、もっと価値のある別の仕事をすればいいのです。
価値のある自分になり、時代の変化に対応できれば怖いものはありません。たとえば、AIによって自動化されるような仕事も、自動化するにあたり、長年にわたって蓄積さえれた知識やノウハウがある人材が不可欠です。つまり、「その道の専門家」として職場で重宝されるのです。
失敗を恐れるのではなく、むしろ小さな失敗を積み重ねて学びと経験を蓄積し、成長がひと段落したら、あえて違う分野に飛び込んで新たな成長を図る。これの繰り返しをしていけば、時代に飲み込まれることなく生き残っていけそうです。
まとめ:好きなことで独占しよう
今回書いたことをざっくりとまとめると、①競争は難易度が高いのでやめる
②競争相手のいないブルーオーシャンを狙う
③完全競争ではなく、完全独占を狙う
④戦わずして勝つことを目指す
⑤継続することで強みは育つので、自分の好きなことをする
⑥新しいことにチャレンジする。新しいことをしなくなったら老化が始まります
自分の価値を上げることについて悩んでしまうこともありますが、いたってシンプルなことに気が付きますよね。競争はせずに、自分の好きなことで独占すること。
これからは、個人の生き方がより重要になっていきますが、これからの時代に生きる若い世代として読んでよかったと思える本でした。
参考書籍
この本は、kindle unlimitedの対象ですので、登録から30日間は無料で読めます。30日経過後も、月額980円でビジネス書・小説・マンガ・雑誌などあらゆる本が読み放題です。読書好きな方にはかなりお得なサービスですので、この機会にぜひ。
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